「成績表」を使った面接が行われています

かねてから言っていますが、最近の面接での質問は、ある程度想定できる内容であったり、
ゆる~い(生易しいと言う意味)ものであったりしています。
そのため、面接問答集なるマニュアル本を読んで、学習したり、学校でキャリアカウンセラー
や指導職員を相手に練習したりすれば、学生さんは、いざ本番に臨んでも、無難に受け答え
ができているようです。

これでは、採用担当者は学生の「素」や「本当の人物像」が見出せません。
そこで、企業が面接時に利用し始めているのが学校の『成績表』。
(今朝の朝日新聞36面にこの件の記事が掲載されています)DSCF4939[1]

面接官は、履修科目と成績が並んだ
『成績一覧表』を見ながら、次のような質問をします。

「何で、こんなにたくさんの単位を取得したの?」
「どうして、○○の科目を履修したの?」
「なぜ、○○の科目は『C(可)』だったの?」

これでは、学生は何を聞かれるか、どこを突っ込まれるかまったく見当がつきません。企業はそれが狙いなわけです。

「やりたくないことでも、やらなければならない時、どうしたか分かった」
「関心事、興味の対象が見えてきた」
「自分から積極的にアピールするのが苦手な学生もどういう人物か理解できた」

と採用担当者は『成績表』を用いれば、学生の「素」に迫ることができるからです。

普通、『成績表』は最終面接時、または内々定時に提出するもの。そのため、これまで、あまり合否の判断基準には使われてきませんでした。
しかし、私はこの傾向を大いに歓迎します。(私自身、成績はさっぱりでしたが。。。)

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