続・就活指導体験記④(留学生編 その3)

ベトナムから留学のために日本にやって来たWさんの続き。

この方の素晴らしい点は、旺盛な活動意欲です。
大学での勉強やゼミ活動は勿論、それ以外にも、アジア文化紹介公開講座、
御前崎市ホームステイ、ホームビジット交流会、大谷崩れ記念植樹活動と
いろいろな交流活動に参加しました。また、ふじのくに留学生親善大使に
選ばれて、母国と日本の架け橋として、静岡県の魅力を発信する活動にも
取り組みました。

「ふじのくに・・・」はイメージできると思いますが、静岡県民でなければ、
「御前崎ってどこ?」「大谷崩れって何?」と分からない方も多いでしょう。

【郷に入れば郷に従え】まさにWさんはこの諺を実践しました。

外国人留学生が日本の文化や生活様式を知り、日本人とうまく意思疎通を図る
ためには、大学だけでは不十分だと考えます。
Wさんのように、積極的に地域活動に参加して、地域の人々と交流することで、
その土地の伝統や慣習を肌で体感できるからです。

Wさんの場合、これに加えて、もっとスゴイ活動(?)もしていました。

それは、知り合いの司法書士の事務所でのアルバイトでした。そのため、登記
簿謄本を読んだり、法律関係の書類に目を通したりしました。
聞いたことのない氏名や地名を見つければ自分で調べたり、難解な法律用語が
現れればを辞書で確認したりするなど、アルバイトでありながら、勉強を欠か
せませんでした。

本当にWさんは、日本人も見習うところが多い学生生活を過ごしていました。

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