首都圏大学訪問レポート その1.

先週、静岡県内出身者の多い首都圏大学10校を訪問しました。目的は3つ。
1つ目は、ホームページを完全リニューアルしたことと「ネット指導(e-ラーニング)」のサービス
をスタートさせたことの案内。
2つ目は、静岡県へのU、Iターン就職の取り組み状況のヒアリング。
3つ目は、就活スケジュールの繰り下げが学生にどういう影響を及ぼしているかの実態調査。

本日から3回に亘り、特に3つ目について、書き留めたいと思います。

≪やはりオワハラはあった!!≫
オワハラとは、「就活終われハラスメント」の略語で、企業が就活中の学生に「他社を断ったら
内定を出す」「ここで就活を終わる意思を示せ」「もう他社の面接は受けるな」などと発言したり
示唆したりする言動のこと。企業が取るハラスメント(嫌がらせ)行yjimageTOCBX7Q5為です。

例年に比べて、就職課やキャリアセンターには、この”オワハラ”に関する相談が続出したと
言います。ある調査によると、相談件数で、前年比45%増とか!?

以下、実際、就職課の職員の方から聞いた話です。

「内定を辞退したら、違約金を請求します」と書かれた入社承諾書にサインさせられた。
「ライバル企業と同じ日程に会社に呼び出されたが、面接でなく、ただ本を読んで、感想文
を書かせるだけだった」
「都内にいさせないようにするため、8月1日~3日まで、北海道で研修がある」
「目の前で、就職ナビサイトを脱会させられた」

どれもかれも陰湿なものです。なぜ、今年はこうも”オワハラ”が横行しているのか!?

その理由は、今年から就活スケジュールが3月1日解禁、8月1日選考開始と後ろ倒しになり、
中小、外資企業は学生に人気のある大手企業と同時期に人材を取り合わなければならなくなってしまいました。それらの企業は、このルールを守らなければならない団連の会員では
ないため、何の拘束もなく選考活動を開始したり、内定を出したりできます。しかし、本命の
大企業が控えているから、その分、辞退者も発生しやすくなります。そのため、企業は何とかつなぎとめようとして、”オワハラ”が増えたとみられます。

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