リケジョ(理系女子)にエールを!!

女性の大学進学率が伸びているため、2014年度の大学進学率は男子55.9%、女子47.0%
となり、性別の「差」は縮まりました。
しかし、全学部で女性の在籍割合は44%だというのに、理学部では4人に1人、工学部では
8人に1人と、理工系においては、男性より女性の人数がまだまだ少ないのが現状です。

実はこの「差」は、将来にも影響が及んでいます。rikajikken[1]

総務省の発表によれば、日本の企業や大学で働く研究者のうち女性は14.6%となっており、37.8%のイギリスや33.6%のアメリカに比べて見劣りしています。
さらに大学の教授になると、もっと女性の活躍度が低いことが分かります。女性教授の割合が全体平均で、理学部では5.2%、工学部で3.6%となっているからです。
企業(従業員100人以上)全体の女性の管理職比率が8.3%ですから、大学社会がどれだけ
女性にとって閉鎖的なところなのか頷けます。

そんな中、静岡雙葉学園で、人工知能(AI)研究所の新井紀子教授を招き、「世界にはばたく
女性講演会」がありました。タイトルは「ロボットと歩む未来は何色?」
新井教授はAIのロボットで東大に合格させるプロジェクトリーダーとして有名な方です。

講演の具体的な内容はここでは省略しますが、女子中高生に対して、AIの将来の可能性、
数学を学ぶ必要性、ロボットとの付き合い方などについて、わかりやすく話されました。

新井教授のように、女性としての能力を発揮して、活躍されている方から、直接、ホンモノ
の話を聞くことが、”リケジョ”を輩出することにつながるはずです。

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