感動とドラマのある就活 その2.

【やりたいことを貫き通して某ディーラーから内定を獲得したBさん】

某自動車を販売するディーラーから内定をもらった女子学生さんの話です。
本人は事務職で応募しました。決して、営業が嫌だというわけでなく、店内での接客や
営業マンや整備士との橋渡しを通して、明るくお客様から愛させるお店づくりがしたいと
いう理由があるからです。0-65-e1418995873793[1]

最終面接でのことです。
社長さんから「君は営業に向いているよ。事務職でなく営業職として採用したいのだが・・・。」と言われました。
本人は前述した理由を述べて、丁重にお断りましたが、それでも、社長さんの説得が続きました。
「あなたなら、良い営業担当になれる」「営業なら今すぐ内定を出す」とまで言われたそうです。
一通り面接が終わり、人事部長さんからも「営業職で
入社してから、事務職に異動することもあるから、ここは受け入れては」諭されたそうです。

それでも、Bさんは、「私の・・・・によって、事務でも営業にきちんと貢献しますので、
事務職で応募させてください」
と最後まで言い続けて会社を去りました。

面接が終わって、私のところに報告にやって来ました。
「これじゃあ、きっと不採用ですね。自分の気持ちに偽って、『営業やります』って言えません
でしたから」と気弱な言葉が口から出てきました。

それから数時間が経って、この学生からメールがありました。
「内定もらいました!!」
聞けば、揺るぎない想いが却って評価されたとのこと。事務だけやっていれば良い事務希望
ならNGだが、職場を活性化する、営業をサポートして、営業活動に貢献する事務になりたい
との姿勢なら、事務職として採用しても戦力になる」と判断されたようです。

面接で「何でもやります」と答える学生さんがいます。確かに意欲はうかがえますが、どことなく白々しく聞こえます。一方、「○○以外の仕事はやりたくありません」では、会社にとっては使い勝手が悪いものです。

つまり、応募職種が云々ではなく、どんな職種に応募しようが、“会社業績への貢献内容”
(=私を採用すれば、貴社にどれだけお得か)を論理的で明快に伝えられれば、合格の光明

が見出せるのです。

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