「自己分析」の目的

就活では、「自己分析」が大切ですよと言われます。
「自己分析」とは、文字通り、自分自身を探り、理解する作業のこと。
なぜ、こんなことを就活になったらやらなければならないのでしょうか。

エントリーシートの設問で「自己PRを書きなさい」とあるから。
面接で「長所を話してください」と質問されるから。
など、就活のためと言ってしまえば、それまでですが、私はそれだけで
はないと考えていますし、指導する学生に話しています。

勿論、自分は何に興味があるか、どんな仕事に向いているかなど、職業
を選択するため、自分に合った仕事を見つける指針としたいためという
理由もあるでしょう。

しかし、私がもっと大切だとしているのは、「自己分析をすれば、他者
理解が促され、それが職場適応につながる」ということです。

つまり、会社で仕事をする、組織の中で仕事に取り組むためには、自分と
他人の違いを認め、尊重し合える人間関係を築くことが必要になります。

そうしなければ、意見が食い違うどころか、対立や衝突を生んでしまうから
です。場合によっては、言いたいことか言えない風通しや居心地の悪い職場
になってしまう恐れもあります。

ですから、「自己分析」とは、自分のことだけ理解して終わりでなく、どう
すれば相手のことも理解でき、周囲とうまくやり取りできるかまで考慮した
「自己分析」を行うべきなのです。

↓の動画で詳しく説明しています。視聴してみてください。