米経済金融情報誌サイト「Bloomberg」が昨年末、ツイッターに投稿した
↓の「面接マナー動画」が海外で話題になっています。
「お辞儀の角度を35度、45度と変えなければならない」
「ドアのノックは3回が原則。2回はトイレでするものだからNG」
「挨拶は椅子の必ず左側に立って行うこと」
という驚愕する声がつぶやかれる一方で、
「これじゃあ まるで奴隷の採用試験だ」
「日本人のようにしたらストレスで死んでしまう」
「日本では働きたくないな」
など、揶揄する声が圧倒的だとか。
確かにこうした指導を学校で受けている就活生が実に多くいます。礼儀
正しい振る舞いは決して悪いわけでありませんが、心のこもっていない
形だけの所作をいくら覚えても意味がないと思います。
お辞儀の神髄は禅にあります。
禅には、「日常の所作が修行になる」という考えをもっているからです。
また、武士道には、「体裁を気にした礼儀はあさましい行為である。なぜ
なら、真の礼儀とは、相手に対する思いやりが体現したものである」と書
かれています。
面接でマナーを教える講師なら、ここまで深い知識や経験を添えたうえで
指導してほしいものです。