「業界研究」とは?

本日から「業界研究」について書き留めます。

そもそも”業界”って何を意味するでしょうか?
辞書によれば、業界とは「業種や取り扱い商品を同じくする仲間。また
そういう人々の社会」と説明があります。

例えば、金融業界とはどんな仲間(会社)を指すのでしょうか。
誰もが銀行と答えるでしょうが、それだけではありません。証券、保険
もあれば、リース、クレジット、カード業界だってあります。
まだまだあります。投資ファンドやベンチャーキャピタルもそうですし、
消費者金融や証券取引所もそうです。

つまり、「金融」とは、文字のごとく、「金」の余っているところから、
必要としているところへと「融」通することであり、「金融業界」とは、
「お金を動かして利益(サービス)を生み出すことを業としている仲間(会社)
の集まり」を金融業界と言うのです。

したがって、「業界研究」で真っ先にやってほしいことは、どんな仲間が
いるのか、できる過ぎり広く調べて、それらを比較してみることです。
なぜなら、「金融業界」=「銀行」と思い込んでいるとしたら、それだけ
で、職業選択肢の幅が狭くなってしまいます。
また、「金融業界」で果たす「銀行」の役割やそれ以外の”仲間たち”との
違いに気が付かないまま、就活を行ってしまうからです。

もう一つ「業界研究」で忘れてならないのは、その仲間には、どんな種類
があるかとらえてみることです。

「銀行」で例を挙げれば、メガバンクや地方銀行、信用金庫なら、すぐに
答えられるでしょうが、それだけではありません。
信託銀行、ネット銀行、政府系銀行や外資系銀行だってあります。ビット
コインは、銀行の種類の一つにして良いのでしょうか。
こういった銀行の中でも、いろいろな種類があるため、それそれの役割や
違いを比較することが大切になるのです。

こう考えると、「業界研究」は切りがないように思われます。
その疑問はその通りだと正直に答えざるを得ません。なぜなら、すべての
業界を研究して、それぞれの種類をくまなく調べることなど、時間の制約
がある中では現実的ではないからです。

ですから、「業界研究」の最も大切なポイントは、自分の気になる、関心の
ある業界から手を付ける(調べる)ことなのです。

しかし、業界の括り方、仲間の分類の仕方は、これといった決まり事はあり
ません。どういう分け方で、「業界研究」に取り掛かれば良いかについては、
明日のブログで説明することにします。

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