内定指導体験記③

今回は、日経リサーチ「人を活かす会社」で2014年、2015年と2年連続1位、
2016年は3位となった某IT企業から内定をもらったCさんについてです。

「人を活かす会社」とは、①雇用・キャリア②ダイバーシティ経営③育児・
介護④職場環境・コミュニケーション――という4つの側面に分け、各社の
総合得点を算出したもの。「働きやすさ」のランキングとも言えます。

Cさんは大学院で、AI、即ちディープラーニングを研究していました。
そのため、プログラムスキルや情報処理能力は高いものがあります。しかし、
SEには、論理的思考力も見られています。
論理的思考力とは、「筋道を立てながら、結論を考察していく力」あるいは、
「一貫して筋が通っている考え方」のこと。

この力を鍛えるために、なぜなぜ分析や三段論法、ロジックツリーなどを用
いました。
実は私は企業相手にで研修講師もしているため、論理的思考力をトレーニング
する技法やツールを揃えています。

例えばロジックツリーでは、「Why」(原因追求ツリー)、「How」(問題解決
ツリー)、「What」(要素分解ツリー)を使い分けながら、論理的に自分の考え
を整理し、それを伝える指導をしました。
具体的には、Cさんのエントリーシートに書かれた内容、面接で話す内容に
ついて、「だから何なの?」「原因と結果が対応しているの?」「どれとどれ
が因果関係があるの?」と質問するだけでなく、図やチャートにして示せる
ようにと注文も出しました。

こうした企業での”社員研修”顔負けのマンツーマン指導をやり続けたことで、
Cさんの論理的
思考力は磨きがかかりました。

その結果、大手システム企業の多くから内定を獲得することができたのです。pic02

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