内定指導体験記⑩

本日紹介するKさんは、精力的にいろいろな業界を見て回った就活生。
それこそ、テレビ局から広告代理店、公務員から鉄道、銀行。はたまた、
メーカーやベンチャー企業など、志望業界の振れ幅が大きな方でした。

私は、特に就活を始めた頃は、業界や業種を絞り込まず、見てみたい業界、
話を聞いていたい会社があれば、時間とお金の許す限り、どんどん行って
みてくださいとアドバイスしています。

なぜなら、”好奇心”があれば、就活が有意義になるからです。
事実、Kさんは、「テレビ局って、見た目は華やかでも、現場は結構地味な
ところがあるんだ」と発見があったり、「静岡にもこんな凄い製品を世界に
販売している会社があったんだ!!」と驚きを感じたりしました。

そこで、Kさんの好奇心をより満たすために、次のような体験をしてもらい
ました。いずれも、ジョブエールでしかできないことだと思います。

その①
広告代理店⇒テレビ局⇒電通と転職した社員に会わせて、業界の裏事情も
知ってもらいました。
その②
静岡朝日テレビに入社した3年目社員から、制作や編集という現場の仕事
について、リアルな話を聞いてもらいました。
その③
新卒採用の応募を公開していない某メーカー(精密部品の工作機器で、世界
トップシェアを誇る静岡の会社)の人事担当者を紹介しました。
その④
中堅企業の社長が集う交流会のファシリテータを務めてもらいました。
その⑤
新聞記者から女性のキャリアに関するインタビューを受けてもらいました。

①と②は、いずれもジョブエールで指導した方々です。
③は、私のネットワークを通じたものです。
④と⑤は直接、就職に関係ありませんが、Kさんの意欲と向上心を満足させ
たいと考えたからです。

最終的にKさんは、数社から内定を頂戴しました。しかし、これだけの経験
を積んできたのですから、会社を見る目、見極める目も磨かれました。

そこで、Kさんは、意気揚々と某鉄道グループ会社への就職を決めました。

内定指導体験記⑨

本日は、某証券会社に内定したJさんについて。
私はJさんが早い段階から証券マン向きと感じていました。そのため、業界
研究を行ったJさんから「証券会社に応募しますので」と報告を受けた時は、
「あなたなら大丈夫ですよ!!」と太鼓判を押したほどです。

その根拠は、証券業界で働く人の条件がJさんにピッタリ当てはまっていた
からです。
私は就職指導を7年間も行っており、また、人材コンサルタントを業として
いるため、その人とじっくり話をすれば、強みや弱み、行動の特徴やクセ、
志向性などが理解できます。

Jさんは、「数字に強い」「社会の出来事や経済に関心がある」「度胸がある」
「株の経験がある」「儲けることに抵抗はない」「頭の回転が早く、弁が立つ」
など、挙げたら切りがありません。

そのため、私の指導目的は、Jさんに合う証券会社から内定を取れること。
大手証券会社で転勤を承知でバリバリ働くか、地場の中堅会社で役員を目指す
くらい偉くなりたいか、はたまた、自由にやれる独立系が良いか、経営が安定
している銀行系の証券会社が良いかなど、それぞれ特徴や色合いが異なります。

2年前、野村證券と大和証券の両方から内定をもらって、どちらの証券会社に
就職するか迷った方がいました。
そこで、私は二つの証券会社の違いをこう表現して、アドバイスしました。
『「詰められて伸びるタイプ」なら野村証券、「褒められて伸びるタイプ」なら
大和証券が向いていると思いますよ。』
この方は、熟慮した末に、大和証券を選びました。(今では700名以上の同期の
中でも成績優秀者トップ30位に入るほど活躍しています)

ご多聞に漏れず、Jさんも複数の証券会社から内定をもらいました。
Jさんもいろいろ思案した結果、
「銀行系の証券会社に入社して、銀行グループの持つ幅広い商品や人脈を通じ
て、多様なサービスを提供できる証券マンになりたいです。」
として、銀行系の証券会社の内定を受理しました。

しかし、私は敢えて、「銀行が親会社だと銀行の言いなりになることはあり
ませんか?」と意地悪な質問を投げかけました。

すると、Jさんはこう答えました。
「銀行を利用してやるくらいのスペシャリストを目指すつもりなので、心配は
要りません。」

ここまで覚悟を決めていれば、この選択はまったく問題ありません!!

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