内定指導体験記⑯

10今日紹介するPさんは、ハウジングアドバイザーの職種で、某住宅メーカーの
内定を得た学生。
↓の動画を見てください。これは、「他社と差が出る業界・会社研究」として、
10分程度で編集した就活講義です。
この中で、学生二人を連れて某住宅展示場に行くシーンがあります。Pさんは
この動画で登場するわけではありませんが、同じ展示場にお連れしました。

 

 

 

住宅メーカーを一気にしかも、比較しながら研究しようとすれば、住宅展示場
を見学するのが最も手っ取り早い方法です。
なぜなら、ほとんどすべての会社のモデルルームが立ち並んでいて、そこには
家屋を案内してくれる社員が待機しているからです。

Pさんも志望とする企業をいつくか見て回りました。実際、ハウジングアドバ
イザーから、家づくりの特徴、建築構造の説明、インテリアのコーディネート
の仕方など、具体的な仕事内容について、話を聞くことができました。

就活生と身分を明かしたら、お客様の案内だけでなく、CADを使った図面や
プレゼン用の資料を作成したり、税金対策や資金繰りのアドバイスも行うと
聞きました。さらに、モデルルームに足を運んでもらうためのイベント企画
も担当することが分かりました。

そのため、接客は勿論のこと、住宅に関する幅広い知識とお客様が希望する
住宅空間を聞き出すというコミュニケーション能力が要求されることが理解
できたようです。

Pさんは、この見学を契機にハウジングアドバイザーになりたいとの気持ち
が一層強くなりました。
併せて、それぞれの住宅メーカーの違いも区別できるようになりました。

ここまで準備をしていれば、面接では、それこそ”他者と差が出る”受け答え
ができるようになるのは当然のことです。

内定指導体験記⑮

遠方の学生とはスカイプ指導をしています。
本日は、そのうちの一人、南山大学の就活生Oさんの話。
これまで、愛知県にある大学としては、名古屋大学、中京大学、中部大学、
愛知学院大学、愛知淑徳大学、愛知学泉大学、金城学院大学、至学館大学、
椙山女学院大学、名古屋商科大学、日本福祉大学、名城大学といった大学
の学生を指導したことがありますが、南山大学の方は初めてでした。

私自身、岐阜県で生まれて育ち、名古屋で浪人生活を送っていましたので、
愛知県はいわば、ホームグラウンド。
そのため、こうした愛知県内の大学名は聞き慣れており、南山大学を卒業
した友人も多いというのに、これまでなかなか大学の実態を知る機会があ
りませんでした。

学生から直接、大学でどういうキャリア教育や就職指導が行われているか
聞くことは、とても参考になります。
また、就職指導に限らず、いろいろとキャンパスライフの話も聞くことは
有意義です。
「南山大学って、どういうスクールカラーですか?」
「大学の講義は、どんなスタイルで行われるのですか?」
「どのようなゼミナールがあるのですか?」
など、私の好奇心に即した質問をさせてもらいました。

わかったことは、女子学生が多いため、女性向けのキャリア教育が充実して
いることと人文学部や外国語学部の勉強はしっかりしていること。

他の大学での講義を終えてから、Oさんへの出張指導を行うため、南山大学
のキャンパスに訪れ、キャリア支援室までお邪魔したほどです。
また、Oさんは、平安時代の文学を専攻していましたが、日本の文化や文学、
日本語教育など、多様な科目を学んでおり、ゼミナールでも、多様な作品に
触れる機会がとても多くありました。

こうした大学に関する理解を深めることは、学生の「良さ」を最大限に発揮
させる指導につながります。

Oさんの内定先は、着実で誠実に物事に取り組むOさんの性格にピッタリの
先でした。公正・中立な立場で事故調査を行って、保険金の適正な支払いを
管理するのが仕事内容だからです。