静岡市 学生に新幹線通学手当支給

静岡市は、若者の地元離れを回避する目的で、市内から首都圏などの大学に新幹線を
使って通学する学生を対象として、定期券代を4月から補助すると発表しました。
その額は、新幹線通勤定期代の3分の1(上限1月当り3万円)。特徴的なのは、無利子で
貸し付けることに加えて、卒業後、貸与期間の2倍の間、市内に移住して、市民税を納付
すれば、返還が全額免除されるという点です。
初年度の利用者見込みは約180人、予算として約5400万円計上する方針だとか。

静岡という立地を考慮した内容で、将来の定住も見越した政策として評価できますが、私は
さらに踏み込んでほしいと考えます。

【対策①】県外から市内の大学に進学する学生に市営住居を貸与
現在、静岡の市営住宅の空室率は20%近くに達しています。これを学生に低額または無償
にて貸与すれば、空き部屋対策につながるだけでなく、県外から進学する学生が増えるかも知れません。

【対策②】大学のインターンシップやPBL(Problem Based Learning)学習を誘致
静岡市はコンパクトシティです。産業も商圏も揃っています。そのため、テストマーケティング
をしたり、大学で研究したテーマを実践する場としては最適です。そこで、全国の大学から静岡市でインターンシップやPBL授業をしたいゼミや学生を受け入れます。、そのまま、静岡市で起業・開業する者には、いろいろな優遇措置(店舗の斡旋や低利子の融資、固定資産税の免除など)を講じるのです。

【対策③】東静岡駅に空き地に首都圏大学あるいは市内大学の学部を移転
(静岡市長が提言している)新設では申請手続きに相当な時間を要します。そこで、日本大学国際関係学部のように駅前キャンパスを構えたい首都圏大学を誘致するか、市内大学から
新しい学部(「観光ビジネス学」や「地域創成学」など、静岡ならではの学部)をここに設置してはどうでしょうか。20130505115329bc4

 

新卒紹介サービスは珍しくありません!!

「人材紹介」と聞くと、何年も会社で働いたキャリアのある人や中途応募者が対象だ
と思われがちですが、ここのところ就活中の大学生、つまり新卒にも広がっています。

そもそも「人材紹介」とは、有料(無料)職業紹介事業を行う会社が企業の求人依頼を
受けて、それに該当する人材を探して、企業へと紹介すること。
したがって、求職者(応募者)からはお金を取りません。入社した暁に求人者(紹介した
会社)から成功報酬をもらいます。

リクルートによると、2015年度は国内で約4千社が「人材紹介」を利用したとか。それが
2016年度には1.5倍に増えると予想されています。
登録学生数も3千人から8千人に急増しており、既に1万人を超えたと言われています。

では、成功報酬はいかほどか。
中途採用の場合、年収の30%(例えば、年収500万円の転職者では、企業は人材紹介
会社に150万円を支払います)が一般的です。
それが新卒の場合だと、1人に付き60~80万円が相場になっています。しかし、東大生
や体育会所属学生という条件やプログラム言語が最低4つはできる者、TOEICのスコア
が850点以上の者といった注文が付けば、その金額は100万円以上に跳ね上がるとか。

何の職務経歴もない新卒にこれだけ出す価値があるかどうか疑問ですが、採用コスト
考えれば、決して高くはありません。
新卒採用には、就職サイト、情報誌への掲載に伴う広告費、セミナー、説明会、面接など
の会場費、内定者フォロー、学校訪問の交通費など、何かと経費がかかり、一人当たりの
採用コストは、約300万円と試算
されています。
しかし、この中には採用担当者の人件費は含まれていませんから、それを加算すれば、
かなりのコストになるわけです。

それらすべてを人材紹介会社が代行してくれて、しかも入社した場合のみ、手数料を払え
ば済むため、持ち出しもリスクもありません。ですから、企業の利用が増えるのも頷けます。

実際、ジョブエールでも、最近、企業から「人材紹介」の問い合わせや引き合いがあります。
(しかし、こんなに多額のお金は頂戴していませんので、ご安心ください)

ジョブエールの「人材紹介」の特徴は、きちんとアセスメントすることです。そして、就職指導
通じて、学生を育てたうえで、紹介する点にあります。
詳しくは⇒をご覧ください。⇒ここから

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